最近どうも朝早く目覚めてしまう。
7時まで寝ていてもいいのに、5時に目が覚めてしまう。
そんなときは、もったいない感じがして、お布団で粘るけど結局眠れない。
昔は昼過ぎまで起きないとときもあったのに、これって年のせい?
これには理由があります。
睡眠中もエクササイズ?
一般的に、年齢によって睡眠時間はみじかくなる傾向があります。
まず、年齢とともに体全体の基礎代謝が低下します。
睡眠はただ脳が休んでいるのではなく、さまざまな代謝活動をしています。
眠り始めに分泌される成長ホルモンは、起きている時間に摂取した糖分や脂肪分を代謝して体を適正体重に戻るように各内蔵に指示を出しています。
この代謝活動が弱くなると、食べた分だけ脂肪がついて、食べないときにはすぐに栄養失調になってしまいます。
睡眠中に脳が食事でとった栄養分をフル活動でバランスをとっているんです。
これは体にとってエクササイズしているようなものです。
眠るにも体力いるのです。
年齢によって体力が低下すれば、長く睡眠をとらなくてもいいことになります。
睡眠時間は記憶を整える時間
脳が使うエネルギーは起きている時間と寝ている時間と同じという研究結果もあります。
睡眠中の脳は記憶の整理にエネルギーを費やします。
旅行から帰ってくると、どっと疲れが出てぐっすり眠れるのもこの現象ですね。
旅行中は普段と違った環境で見るもの聴くもの新鮮です。
感動することも多いので、脳は記憶の整理に大忙しになるんでしょう。
10代、20代のころは、新しく知ることが多いので、昼間の記憶が脳内にたくさんたまります。
それだけ、睡眠中に脳が整理する時間も多くかかります。
その分睡眠時間が長引くのです。
赤ちゃんも1日の半分以上眠っているみたいですね。
それが、30代にもなると、新しく仕入れる知識が少なくなってきます。
日々の生活や付き合う人たちも落ち着いてきて、脳が整理する情報が少なくなります。
そうなると睡眠時間は少なくてすみます。
起きている時間が長くても、体験することが多くなりますが、過去の経験で対応できることが多いので、睡眠中に脳を使うことが少なくなります。
脳については、未解明の部分が多いのですが、なんとなくわかるような気がします。
『朝早く起きてしまうなんて、歳をとったなぁ』
と嘆くより、起きている時間が長くなってよかった、活動できる時間が増えた、と喜びましょう。
朝早く目覚めるのは成熟した証拠ですよ。
やっぱり早起きは三文の得でした
早起きしたら、朝ごはん前にできることがいっぱいありますよ。
わたしの場合、予定より早く起きたときは
- 散歩
- メール、LINEチェック
- ラジオ体操
- サックス練習
- 掃除
- 洗濯
をやってしまいます。
朝ごはんの前にこれだけ済ましてしまえば、あとは『お仕事をがんばるだけ』モードになれるので、仕事がとってもはかどります。
仕事をする前に身の回りのことをするのと、仕事が終わってからするのとでは、1日の疲労度も格段に変わってきます。
夜もぐっすり眠れます。
逆に、二度寝などしてしまって朝忙しくなってしまうと、仕事中にモヤモヤした気持ちになってしまいます。
朝が遅くなると、夜眠れなくなるので睡眠の質も悪くなるみたいですね。