日本人の言葉のしきたり「敬称」

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2018の大河ドラマは『西郷どん』

この「どん」は「殿」がなまったものとされています。

殿は、もともとは、宮殿、神殿、殿堂などの大きな建物を表す言葉でした。

それが、そこに住んでいる人、そこで働いている人を示す敬称へと変化していきました。

日本人は、一般的に名前に「◯◯さん」「◯◯くん」など敬称をつけます。

相手を気遣い、尊敬の念を込めたもので、さまざまな呼びかたがあって、日本語の豊かな感受性を見る思いです。

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もっとも一般的な「◯◯さん」

さん、は「様」が語源です。

「様」はたとえば、そこで働いている様を表す意味があります。

御前様、お内裏様、といった貴族の間で使われている言葉でした。

高貴な方の名前をそのまま口にするのは、不敬とされていたので、その人が働いている場所を指したり、あるいは「その方の前」という意味の御前様、という言葉を用いたのです。

「ちゃん」「さん」は様がなまったもので、もともとは子供用語だったようです。

「◯◯君」はもともとは位の高い人の敬称

「君」はもともと「君主」の意味で、身分の高い人を表しています。

いまでは、友人同士での親しい敬称になりました。

「君」は、「僕」とともに使われていました。

「僕」は「下僕」の意味で、相手に対してへりくだった一人称です。

「君」と「僕」を使って相手への敬意を表すようになったのは、意外にも江戸時代末期のころだったといいます。

幕末の志士高杉晋作が使い始めて、広まったという説があります。

「あなた」「おまえ」も敬称です

「あなた」はあちらの方という意味。

あちらの手の届かないほうにいる、遠く、高貴な人、ということからきています。

「おまえ」は御前様が変化したもの。

どちらも、相手を思いやる表現で、これも江戸時代あたりから使われ始めたようです。

「おまえ」と言われると見下されている感じがしますが、本来の意味を知ると面白いですね。

「御社」「御中」「各位」「御机下」など手紙の敬称はバリエーションが豊富

ビジネスでもメールでのやりとりが一般的になってきました。

それでも、文書で残す場合の敬称は古くから受け継がれています。

「御社」「貴社」などは、言葉どおり相手を敬う敬称です。

「御中」は、みなか、おんなかという意味で、組織の内部全体に向けての敬称です。ですので、個人の名前や役職のあとにはつけません。

「各位」は不特定多数の個人に宛てる場合の敬称で、そもそも◯◯様という意味なので「各位様」は誤りです。

一般的ではありませんが、「御侍史」「御机下」という敬称もあります。

研究室や医療業界で今でも使われています。病院の紹介状などで目にすることもあると思います。

「御侍史」(おんじし)は、秘書やお付きの人のことを指します。
「先生に直接手紙を出すのは失礼なので、お付きの人が開けてください。」という意味です。

「御机下」(おんきか)は、「直接渡すのは恐れ多いので、机の下に置いておきます。」という意味です。