ネガティブな行動が報われることは決してない
イングヴァル・カンプラード
これはイケアの創業者の言葉です。
カンプラードは、「いくらデザインが良くても、人々がそれを買えないなら価値がない」と考えました。
創業時から現在まで会社存続の危機がなんどもあったそうです。
それを乗り越えてきたのが、この名言を産んだのでしょう。
イングヴァル・カンプラードが17歳のころにイケアを創業したそうです。
イケアの由来は、自分の頭文字”I”と”K”、出身地の農場エルムタリッドの”E”住んでいた場所アグナリッドの”A”からとって”IKEA”にしたそうですね。
創業当初は小さな雑貨屋さんでした。
やがて家具を扱うようになり、通販と展示場を組み合わせて大きく展開してきます。
通販では価格競争に巻き込まれ、家具メーカーとのトラブルが続きます。
カンプラードは常にお客様のほうを向いて「値段を下げるためにはどんな苦労もいとわない」ことを会社の方針にします。
お客様に良質で安い家具を提供するには、何が必要かをポジティブに常に考えてきました。
イケアでは、お客様が自分で家具を運んで自分で組み立てるという方式です。
これも、どうすれば安くお客様に届けられるかを考えた末です。
競争相手や家具メーカーのためにではなく、「お客様のために」という建設的な発想がポジティブな行動につながったのでしょう。
価格競争や取引中止などのネガティブな戦いをするより、違う視点でポジティブに考えてきたんです。
これが、イケアを世界的なブランドに育った背景なんですね。