金運と呼吸の不思議な関係。金運を上げるには呼吸が大切です。

禅と呼吸。金運をきたえるには呼吸が大切というお話。
禅が世界中でブームだそうです。
ZENと表記を変え、マインドフルネスとも訳されてグーグルやスティーブ・ジョブズも実践していました。
禅の起源は、やはりブッダまでさかのぼるようです。
菩提樹のもとで座して瞑想を極め、悟りの境地に達したブッダが禅の起源とされています。
極端な苦行では求める境地に到達できないと理解した、ゴータマ・シッダールタ。
心身を衰弱させる苦行をやめて、スジャータから乳粥の供養を受けて心身を回復します。
そして、菩提樹のもとで瞑想にふけり、ついに悟りを開き、ブッダとなりました。

ブラフマンとアートマン

古代インドの哲学にブラフマンとアートマンという概念があります。
ブラフマンとは、梵。
アートマンとは、我。
ブラフマンは、宇宙を司る最高原理。
対してアートマンは、個人の本質で、アイデンティティのこと。
一見両極端にいるこの2つの単語は、『梵我一如』の思想を生みます。
複雑に組み合わさっている世界や宇宙の原理と、個人の存在原理もただひとつの根本原理があって、そこから分化し、またそれに依拠して成り立っているとされています。
梵も我も、同じ原理で存在しているという思想です。
つまり、無限とも思える宇宙も、ちっぽけな地球に生存しているちっぽけな個人も同じ原理で動いているというものです。
この真理を悟ることができれば、ブッダの境地までたどり着けるといいます。
アートマン(我、個)の語源はドイツ語の「アーテム」に名残を残します。
アーテムとは息、呼吸のこと。
個人の「呼吸」は、酸素を体内に取り込み、筋肉や脳細胞が活動するための根本の作業です。
やがて、古代インドでは、この呼吸を感じて、地球の、宇宙の息吹と同一化するために人里離れた森へ入り瞑想する人が現れます。
そして、呼吸のコントロールを重視するヨガによる瞑想法が開発されていきます。

禅とZEN、そしてマインドフルネスへ

禅はやはり修行の一部という感じですが、よりカジュアルにしたのが『マインドフルネス』です。
マインドフルネスは入り口が明確で誰でもすぐに取り組めるものです。対して禅は、誰でも受け入れてはくれますが、その先は崇高なものを目指して修行しましょう、というものです。

マインドフルネスの考え方は、

ストレスを解消しましょう!
集中力をあげましょう!
幸福感をあげましょう!
そのためには、呼吸法が大事ですよ!
というものです。
わかりやすいですね。自分の心身のことだけに集中すればいいので、気軽に取り組むことができます。

いっぽう禅の思想は、

「無分別」というところから始まります。
簡単にいえば、分別をしないという意味ですが、分別をしているのは、自分自身です。そして、自分の利益や煩悩や偏見やそのほかのいっさいの雑念を消去することです。
これは、簡単には取り組むことは難しいものです。相当の覚悟が必要になります。
生半可な気持ちで禅寺を訪ねても、「尊公はいったいなにしにここへ来た?」
ただ、始めないことには、文字通りなにも始まりませんし、ゴールなどはないのでやればやっただけ自分に蓄積されていくということにもなります。

どちらもやっぱり『呼吸』

呼吸は、筋肉や脳を動かすだけでなく心を落ち着ける効果があります。
科学的に証明されていなくとも、あなた自身の実感として感じられることだと思います。
金運がないなと感じていいるときは、心に焦りがあるときです。
焦りは、心を乱してしまいます。
深呼吸をするだけでも、心は落ち着いていきます。
落ち着いた心は金運を上げてくれるのです。