人間の欲望は限りのないものです。
あれがほしい、これもほしい、こんな願いをかなえたい・・・
そう思っても願いがかなわないこともよくあります。
これを理由に”いくら願っても現実化しないじゃないか!ぷんぷん!”と引き寄せの法則を疑う人も多いのです。
じつは、これは『思考が現実化していない状態』の真っ只中にいるといえるのです。
どういうことかいうと、「○○がほしい」と思っているということは、願いとは裏腹に「○○を持っていない自分」を心で認めていることになるからです。
つまり、「自分は○○を持っていない」を意識して日常を暮らしている、その状態が現実化している、とも言えるのです。
こうなると”どうすればいいの”と戸惑ってしまいますが、祈り方をワンランクアップさせてみましょう。
願いがかなうワンランク上の祈り方
夢をかなえた精神状態まで意識を高めましょう。
難しそうですが、頭のなかでできることです。
コツをつかめばすぐにでもできるようになります。
○○に必ずなった。
○○は実現した。
○○はもう手に入れた。
○○はもうできた。
と、未来から見た自分をイメージするのです。
自然と過去形で断定された言い方になります。
ないものねだりの単なる願望ではなく、○○を手にした自分を臨場感をもって祈ることが大事です。
具体的にイメージする、書き出す、信じる。
何かに書いて記録することで人類は、次々と願いを叶えてきました。
古くは洞窟の壁面に、どんな場所に獲物がいて、どんな道具を使えばいいかなど詳しく書き込んでいました。
人類が紙とペンを発明してからは、急速に願いがかなうようなります。
思いを伝える手段として、アイディアから設計図へ、設計図から製品へ、と人類にとって必要なものを紙に書いて記録することで願いをかなえてきたのです。
もし、人類が何かを記してこなかったとしたら、現在のような繁栄はできなかったことでしょう。
書き出す
はじめはぼんやりとした夢も、突き詰めて考えれば具体的にイメージすることができます。
具体的なイメージができればあとはかんたんです。
実際にメモ帳や紙に書き出します。
紙に書き出す行為は、頭で考えたことを、手を動かして文字にして、それを目で見てさらに頭のなかにしまい込む、ということです。
字を書くということは単純な動作ですが、脳はフル回転しています。
そして、書いた内容は強烈に頭のなかに残ります。
期限を設定することもより効果があります。
期限を設定することで、取り組む姿勢にさらに真剣さが加わってきます。
行動につなげるモチベーションにもなります。
信じる
信じることはカンタンなようで難しいものです。
信じようと思えば思うほど疑問が湧き出てきます。
まずは心が落ち着いていないと素直に物事を捉えることができません。
信じる心は落ち着いた心から生まれるものです。
そもそも人間は、なぜ生きているのか?ということにも答えられずに日々暮らしています。
信じる信じないにかかわらず、この世に生を受け悩んだり楽しんだりしながら生きています。
信じることは理屈では割り切れないものです。
割り切れないなら、自分の願いをシンプルにただ信じてみましょう。
信じるパワーは絶大です。
信じることも人類を発展させてきた原動力なのです。