瞳に涙がなければ、魂に虹はかからない
アメリカの古くからの言葉だそうです。
涙を流すのはつらいことがあったから。
でも、つらいことを経験しないと魂が磨かれないよ、ということでしょうか。
魂はどんな色なんでしょうね。
すべての色が含まれているんじゃないでしょうか?
昔のアメリカの人は涙を通して、魂の色を見ようとしていたのかな。
雨雲が去ったあと、さわかな湿度のなかで見る虹はきれいです。
雨が降るから虹が見られます。
鬱陶しい雨も、虹の原料だと思うとしかたないですね。
あなたが流した涙は長い旅をします
今日も、今も、どこかで誰かが涙を流しています。
頬を伝った涙は、いつしか蒸発し空中にもどります。
いま降っている雨には、およそ80年前位に泣いた人の涙が含まれているそうです。
今日流したあなたの涙は、80年後の地球に降り注ぎます。
あなたの涙は、大地を潤す恵の雨となることでしょう。
今日の恵の雨は80年前に生きたひとが、現在の私達のために泣いた涙なんですね。
そして、その雨も空中に戻って虹になるんです。
80年の時を超えてかかる虹。ロマンチックです。