ブラフマンとアートマン
梵も我も、同じ原理で存在しているという思想です。
やがて、古代インドでは、この呼吸を感じて、地球の、宇宙の息吹と同一化するために人里離れた森へ入り瞑想する人が現れます。
そして、呼吸のコントロールを重視するヨガによる瞑想法が開発されていきます。
禅とZEN、そしてマインドフルネスへ
禅はやはり修行の一部という感じですが、よりカジュアルにしたのが『マインドフルネス』です。
マインドフルネスは入り口が明確で誰でもすぐに取り組めるものです。対して禅は、誰でも受け入れてはくれますが、その先は崇高なものを目指して修行しましょう、というものです。
マインドフルネスの考え方は、
ストレスを解消しましょう!↓集中力をあげましょう!↓幸福感をあげましょう!↓そのためには、呼吸法が大事ですよ!
というものです。
わかりやすいですね。自分の心身のことだけに集中すればいいので、気軽に取り組むことができます。
いっぽう禅の思想は、
「無分別」というところから始まります。
簡単にいえば、分別をしないという意味ですが、分別をしているのは、自分自身です。そして、自分の利益や煩悩や偏見やそのほかのいっさいの雑念を消去することです。
これは、簡単には取り組むことは難しいものです。相当の覚悟が必要になります。
生半可な気持ちで禅寺を訪ねても、「尊公はいったいなにしにここへ来た?」
ただ、始めないことには、文字通りなにも始まりませんし、ゴールなどはないのでやればやっただけ自分に蓄積されていくということにもなります。
どちらもやっぱり『呼吸』
呼吸は、筋肉や脳を動かすだけでなく心を落ち着ける効果があります。
科学的に証明されていなくとも、あなた自身の実感として感じられることだと思います。
金運がないなと感じていいるときは、心に焦りがあるときです。
焦りは、心を乱してしまいます。
深呼吸をするだけでも、心は落ち着いていきます。
落ち着いた心は金運を上げてくれるのです。